top of page
mild partitions
物件データ/
共同設計:武蔵野大学田中正史研究室
施工 :武蔵野大学学生有志
所在地 :東京都杉並区荻窪教会通り商店街
設置場所:和菓子榛名屋、やしろ食堂
主要用途:パーティション、インスタレーション
展示期間:2021年11月~12月
(C)中島悠二
アートフェスティバル・アートゲイト荻窪2021への参加作品。
武蔵野大学田中正史研究室との共同設計をおこない、学生有志により自主施工までおこなう活動である。
---
2020年1月に国内初の新型コロナウイルス感染者が出てから約2年が経つ。
商店街に繰り出すと目に入る、パーティション、パーティション、パーティション…。
そのそっけない姿は、飛沫防止の役割をただ全うしている負の遺産のようだ。
パーティションといえばアクリル。それを即物的に観察すれば、透過や反射という美しい現象を引き起こす。
アクリルを曲げたり、揺らしたり、浮かせたりすると、現象のポテンシャルが際立ち、空間が生き生きとするようだった。
そのお店だから成立する構造、そのお店でしか使えないパーティションなら、
空間にも溶け込み、時間をかけて愛着まで沸くかもしれない。
そうして、空間の装飾までも包括した、オーダーメイドのパーティションを3パターンつくるに至った。
この作品が、このあとの文化につながる習作になることを願って。
bottom of page