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O HOUSE
物件データ/
所在地 : 北海道札幌市
主要用途 : 戸建住宅
構造 : 木造
規模 : 地上3階
面積 : 約95㎡
(C)archidivision
北海道に計画する住宅である。
内に閉じこもりがちな寒冷地でも人と外部が快適な関係を持てるよう、生活を外に開くことを考えた。ただし、現代の住宅がもつ温熱環境は最低条件となる。
そのために、住宅の内部・外部の2つに、半外部・半内部を加えて4つの領域をつくるように計画する。
構成するのは、ガラスと外壁と大庇である。まず建物のフットプリントの境界をすべてガラスで囲う。フットプリントから
内側にインセットさせた外壁は、その間に半内部をつくる。それはバッファーゾーンとして断熱性を保ち、時には内部を拡張させることもできる。フットプリントから外側にアウトセットさせた大庇は、その間に半外部をつくる。雨と日照そして雪を遮りつつ、
外部から人の拠り所になる。時には2階3階に対し、この住宅だけの地盤として住人の意識下に新たな空間を拡張させる。
こうして確固たる境界をもちながらも、意識による空間の曖昧さを生むようにと考えた。
1F
2F
3F
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